- たいか
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たいか【堆花】黒・白などの有色土を器物の表面に高く盛り上げ, 筆または篦(ヘラ)で絵や文様を表す技法。 また, その器。 土紋。IIたいか【大化】年号(645.6.19-650.2.15)。 白雉(ハクチ)の前。 孝徳天皇の代。 公式年号の最初。IIIたいか【大夏】(1)漢代の中国で, バルフを中心とするアフガニスタン北部に対する呼称。 バクトリア王国とする説, 紀元前二世紀にこの国を滅ぼしたトハラ族の音訳とする説などがある。(2)五胡十六国の一。 夏。→ 夏(2)(3)西夏(セイカ)のこと。IVたいか【大家】(1)学問・芸術・技芸などの面で特にすぐれ, 名声の高い人。 巨匠。
「書道の~」
(2)大きな家。(3)金持ちの家。 家柄のよい家。 たいけ。V「~の出」
たいか【大廈】大きな家。 豪壮な建物。~の材は一丘(イツキユウ)の木にあらず〔王襃「四子講徳論」〕大建築物を造るには, 一つの丘の材木だけでは足りない。 大事業は必ず大勢の力によるもので, 決して一人の力ではできないものである。~の顛(タオ)れんとするは一木の支うる所にあらず〔文中子(事君)〕大建築物が倒れかかっているとき, 一本の木では支えきれない。 大勢(タイセイ)が傾きかけているときは, 一人の力ではとても支えきれないものである。VIたいか【大火】(1)大きな火災。 大火事。「~に見舞われる」
(2)蠍(サソリ)座のアルファ星アンタレスの漢名。VIIたいか【大禍】(1)大きなわざわい。「~にあう」
(2)「大禍日」の略。VIIIたいか【大過】(1)大きなあやまち。 ひどい失敗。「~なく過ごす」
(2)非常に大きいこと。IX「陸奥と云ふは, …, ~の国にて候/義経記 1」
たいか【対価】財物や行為などによって人に与えた利益に対して受け取る報酬。Xたいか【対華】「対中華民国」の意。XIたいか【帯化】植物の奇形の一種で, 茎が扁平化すること。 石化ともいう。XIIたいか【滞貨】(1)商品が売れずにたまること。 また, その商品。 ストック。(2)貨物や郵便物などが, 輸送しきれずに, たまっていること。 また, その荷物。XIIIたいか【耐火】火の熱に強いこと。 燃えにくいこと。XIVたいか【袋果】乾果のうちの裂開果の一種。 一枚の心皮子房が成熟した果実で, 内縫(ナイホウ)線または外縫線に沿って裂ける。 オウレン・シキミなどキンポウゲ科・モクレン科の植物に多い。XVたいか【退化】(1)進歩したものが, もとの状態に戻ること。 退行。「脚力が~する」
(2)〔生〕 系統発生において, 複雑に分化した形態や機能をもつ器官が, 単純で縮小した器官に変化すること。 また, 個体発生の過程で細胞内の構造や組織・器官などが消失あるいは縮小することにもいう。⇔ 進化
Japanese explanatory dictionaries. 2013.